新卒入社したけど「なんか違う」…
辞めるべき?迷った時の判断基準と次のアクション
「希望した部署じゃなかった」「社風が古すぎて馴染めない」「思ったより仕事がつまらない」
新卒で入社して数ヶ月〜1年。五月病を過ぎても消えない「この会社、自分には合っていないかも」という違和感。実は、多くの新社会人が抱える悩みです。
しかし、感情のままにすぐ辞めてしまうと、今後のキャリアに傷がつく可能性があるのも事実。今回は、その違和感の正体を見極め、「今すぐ逃げるべきか、少し留まるべきか」の判断基準と、次に取るべき行動について解説します。
1. 【緊急】今すぐ辞めるべき(逃げるべき)ケース
まず最初に、キャリア云々の前に「あなたの心身を守るために」退職を検討すべきケースをお伝えします。以下の状況であれば、「石の上にも三年」などと我慢する必要はありません。
- ハラスメントが横行している(パワハラ、セクハラ、人格否定など)
- 労働環境が違法(残業代未払い、極端な長時間労働、休日がない)
- 心身に不調が出ている(眠れない、会社に行こうとすると涙が出る、動悸がする)
これらに当てはまる場合、最優先すべきはあなたの健康です。休職制度を利用するか、早急に退職・転職を検討しましょう。
2. 「なんとなく合わない」場合、どれくらい在籍すべき?
ブラック企業ではないけれど、「仕事がつまらない」「成長できなそう」といった理由の場合、いつまで今の会社にいるべきなのでしょうか?
まずは「1年〜3年」がひとつの目安
よく「とにかく3年は続けろ」と言われますが、現代において3年は絶対ではありません。しかし、「最低1年、できれば3年」というのは、転職市場において一定の合理性があります。
- 1年未満での退職:「忍耐力がない」「採用してもすぐ辞めるのでは?」というネガティブなレッテルを貼られやすい時期です。
- 1年〜3年での退職:基本的なビジネスマナーが身についており、かつ若くて柔軟性がある「第二新卒」として、企業から非常に需要が高い時期です。
「石の上にも3年」が必要ないケース
一方で、今の会社にいることが「時間の無駄」と明白な場合は、早めに動くのが正解です。
例えば、「ITエンジニアになりたいのに、全く関係ない事務職に配属され、異動の可能性もゼロ」といった場合です。目指すキャリアと現状が180度異なり、現職で得られるスキルが未来に繋がらないなら、「第二新卒」のカードが使えるうちに(20代半ばまでに)未経験分野へ挑戦する方が有利です。
3. 「辞めたい」と思った人が次に取るべき3つの行動
勢いで辞表を出す前に、水面下で以下の準備を進めましょう。在職中に行動することが、リスクを最小限に抑えるコツです。
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違和感の「言語化」をする
「なんとなく嫌」の正体を突き止めましょう。
・仕事内容が嫌なのか?
・人間関係が嫌なのか?
・給与や条件が不満なのか?
これが明確でないと、次の会社でも同じ理由で「なんか違う」となってしまいます。 -
今の会社で「これだけは身につける」と決める
もしあと半年で辞めるとしても、ただ時間を過ごすのはもったいないです。「電話対応だけは完璧にする」「Excelの関数はマスターする」「営業の基礎知識は盗む」など、次の転職先へ持っていけるお土産(スキル)を作りましょう。これが面接でのアピール材料になります。
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転職サイト・エージェントに登録だけしてみる
実際に転職するかは別として、市場を見てみることは重要です。
「第二新卒歓迎」の求人がどれくらいあるのか、自分の経歴でどんな会社に行けるのかを知るだけで、「いざとなれば辞められる」という精神的な余裕が生まれます。
まとめ:新卒の特権「第二新卒」枠を有効に使おう
新卒入社の会社が「運命の1社」である確率は高くありません。違和感を持つこと自体は決して悪いことではないのです。
重要なのは、「逃げの転職」ではなく「軌道修正の転職」にすること。
心身が危険な状態ならすぐに逃げるべきですが、そうでないなら「次の会社で活かせる武器」をひとつでも今の会社で拾ってから、第二新卒として堂々と次のステップへ進みましょう。