コラム:条件ばかり追うあなたへの処方箋

2026.01.23

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コラム:条件ばかり追うあなたへの処方箋


「やりたいこと」がなくても、「高待遇」は手に入るのか?
――条件ばかり追うあなたへの処方箋

「やりたいことが見つからない」
「でも、土日祝はしっかり休みたい」
「残業はしたくない。でも、給料は人並み以上ほしい」

転職・就職市場において、こうした希望を持つことは決して悪ではありません。しかし、厳しい現実を最初に突きつけましょう。もしあなたが「特別なスキルがない状態」でこの条件を掲げているのなら、それは「市場価値を無視したわがまま」として扱われます。

1. 「やりたいこと」探しという名の現実逃避

「やりたいことが見つからないから、とりあえず条件の良い会社を……」という言葉の裏には、決断を先延ばしにしている甘えが隠れています。仕事とは本来、自分の好きなことではなく、「誰かの困りごとを解決すること」の対価として成立します。

やりたいことは、最初から見つかるものではありません。目の前の業務に打ち込み、成果が出て、周囲から感謝される。その過程で初めて「これが自分の役割だ」という手応え=やりがいが生まれるのです。探して見つからないなら、まずは「自分ができること」に集中すべきです。

2. 「ホワイトな環境」は、高い能力に対する報酬である

土日祝休み、残業少なめ、高給与。この3拍子が揃った椅子は、企業にとって「コストが高い椅子」です。企業は、そのコストを払ってでも雇いたい「利益を生む人間」をそこに座らせます。

誰にでもできる仕事、責任を伴わない仕事、言われたことだけをこなす仕事。これらに高待遇が用意されることは、資本主義のルール上あり得ません。もし環境を求めるのであれば、「短時間で圧倒的な成果を出す」か「替えのきかない専門性を持つ」かの二択しかありません。

市場価値の残酷な真実

  • 誰でもできる仕事: 代わりはいくらでもいるため、給与は上がらず、条件は買い叩かれる。
  • あなたにしかできない仕事: 企業があなたを引き止めるために、条件は自然と良くなる。

3. それでも「そこそこの給与」がほしいなら

もし、特筆すべきスキルがなく、かつ情熱もない。それでも高待遇を狙いたいのであれば、「やりたいこと」を捨て、「構造的に給与が高い業界」に身を置く戦略をとりましょう。

不動産、金融、IT、建設。あるいは成長産業。これらの業界は、ビジネスモデル自体が大きな利益を生む仕組みになっています。たとえ事務職であっても、衰退産業の営業職より給料が高いことは珍しくありません。プライドや嗜好を捨て、数字(給与)のために環境を選ぶ。これも立派な一つの覚悟です。

4. 最後に:環境は「選ぶ」ものではなく「勝ち取る」もの

今のあなたが「選ぶ立場」にいないのであれば、まずは「選ばれる立場」になるための期間が必要です。土日も寝転んで「やりたいことがない」と嘆くのではなく、残業なしで帰った後の1時間を、将来の自分のための学習に充てていますか?

条件の良い会社は、条件の良い人間を探しています。自分の棚卸しを冷徹に行い、理想と現実のギャップを「自分の努力」で埋める。そこからしか、あなたの理想のキャリアは始まりません。

あなたは明日、市場に対してどんな価値を提供しますか?

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